昨日、兄から誕生日プレゼントと手紙が届きました。
去年から始まった"伝統"で、お互いの誕生日にプレゼントを送り合うようにしています。
昔から仲がよかったというか、近い関係でしたが、年を重ねるにつれ、違う視点で兄弟に興味がわいてきたりするんですね。
そんなところで、今日の一句です。
夜雨北寄 夜雨、北に寄す 李商隱
君問帰期未有期 君は帰期を問うも 未だ期有らず
巴山夜雨漲秋池 巴山の夜雨 秋池に漲る
何当共剪西窓燭 何か当に共に西窓の燭を剪りて
却話巴山夜雨時 却って巴山夜雨の時を話すべき
あなたは私の帰る時期を聞いてきたが、その時期がまだ決まらないのだ
今この巴山では秋の雨が降り続け池に水があふれている
いつかあなたといっしょになって、西の窓辺の灯心を切りながら
その雨の音をひとり聞いているわが思いを話してあげたいものだ